【日本一周旅】39日目〜道東に突入〜

旅日記

昨日は、曇天でありながらも室蘭や登別の景色を楽しみ、温泉を堪能した後に日高町まで一気にドライブした1日でした。

そして今日は、帯広観光です。

本当はサクッとグルメを楽しんだ後に観光スポットをまわろうと思っていたのですが、昼ごはんのお店が混雑しすぎて結果的にグルメだけを楽しんだような1日になってしまいました。

しかし今日も思いっきり重たい雲が被った天気。
どちらにせよ風景スポットは期待できなかったため、良しとしましょう。

初めて降り立った帯広を満喫した様子をお届けします。

道の駅樹海ロード日高

昨晩滞在したのは「道の駅樹海ロード日高」。

山間にある街ですが道の駅の施設は大きく、観光客と地元の人たちとが合わさってすごい数の人が出入りしていました。

起きたらちょっとだけ青空が見えていて感動

朝は車のサイドドアを開けて、のんびりとブログを書いていました。

朝日で車は多少温まっていますが、風さえ通ればこれで十分涼しいのです。

日高は道央の東の端。
いよいよ北の大地に来た恩恵を感じる気候になってきました。

道の駅が快適だったため結構のんびりと滞在したのですが、これが誤りだったかもしれません。

もう少し早めに出発しておけばよかった…!

日高峠を越えて道東へ

お昼ごはんを目指して、帯広市街に向かいます。

サクッと言いましたが、90kmの大移動です。

ここまでの道南、道央の移動は、間に街がいっぱいある中を長距離ドライブする感じでしたが、ここから先の道東エリアは何もない道をさらっと100km近く移動することが多くなるでしょう。

ガス欠には注意ですね。

北海道車旅の極意、ガソスタとコンビニは「あったら寄っとけ」という言葉が現実味を帯びてくるエリアです。

信号すら全くない道を快調に飛ばします。

鹿と熊の飛び出し注意が至るところにあります

今日の日高地方はまさかの晴れマーク。
久しぶりに見る青空に感動しました。

ぐんぐん山を登り、日高峠を越えます。
下り坂が始まり、このトンネルを抜けたらいよいよ道東旅スタート!

と思っていたらトンネルを抜けた途端にまさかの濃霧…!

数秒前まで青空だったのに、トンネル一つでここまで景色が変わるものかとびっくりです。

道の駅の休憩室で、「十勝の方は真っ白だよ」とライダーたちが情報交換していた会話を思い出しました。
こういうことか…!

雨まで降ってきました。
道東旅の幸先よくないですね〜

この視界で前の車のバックライトを見失ったら運転の難易度が跳ね上がるため、必死に食らいついていきます。
トラックがいてくれたのでよかったかも。

そして山を降りてくると一気に霧が晴れました。

十勝平野が見えます!

ここまでの道中は本当に人の気配はなく、たまにこういう広大な休憩スペースがあるくらいです。

濃霧のおかげで景色の変化と緊張感が生まれたため、逆に長時間ドライブへの飽きを感じずに済んだかもしれません。

そして、平野に降りてきたらこれまただだっ広い北海道らしい道を進みます。

帯広の市街に入ってきました。

街中に入ると信号が連続するため、体感としては市街に入った最後の数kmの方が断然長く感じます。

六花亭の本社と工場がある場所!
ちょっとだけ青空…!

十勝エリアの中心部・帯広は、食料自給率1200%というアメリカもびっくりな畜産地域です。

ここから貨物列車に乗せられた大量のジャガイモやにんじんなどが、関東や関西をはじめ全国のスーパーに並んでいます。

写真には残せませんでしたが、貨物駅周辺には農産物用の倉庫が大量にありました。

ある意味北海道らしさが全開な十勝エリア。
今まで列車で通り過ぎたことしかなく、帯広の街を見るのを結構楽しみにしていました。

そんな帯広で絶対に押さえたいグルメをお昼ごはんとして食べに行きます。

帯広グルメ

豚丼

帯広のグルメといえば、もちろん「豚丼」ですよね。

一度新千歳空港で食べたことはあるのですが、ぜひ本場で食べたいということで楽しみにしていました。

やって来たのは評価の高かった「ぶた丼のとん田」。

しかし、まさかのお店手前で車の大行列を発見し、「うわこれ絶対豚丼や」とすぐさま最後尾に車を付けました。

他の豚丼の名店たちも調べてみましたが、Googleマップ上で「通常より混んでいます」と表示されるほどのお店もあり、たぶんどこに行っても同じだろうとこのまま待つことにしました。

係の人と案内に従って先に順番待ちの名前を書きに行ったりして、待つこと1時間半。

ようやく駐車できました。

そしてここから店内で順番待ちです。

さらに30分が経ち、ようやく座れました。

回転率はラーメン屋並みに早い上に、先に注文を聞いておくなど完璧に近い接客体制なのですが、それでもこの大混雑なようです。

さすがお盆の北海道。

そして、2時間待って出会えた豚丼がこちらです。

写真で見るとシンプルだなーと思うかもしれませんが、これが爆裂に美味しい…!

炭火の香りがする焼き方とタレの味がたまりません。
北海道グルメに死角なしですね。

食べ終えた頃には15時を過ぎていました。
もはやおやつです。

店を出ると、まだまだ道の方まで車の行列が途切れていません。

この方たちはもう夕ご飯の時間になりそうです。

六花亭

帯広といえば、豚丼やジンギスカンのほかにスイーツの街でもあります。

代表格は、北海道土産としても大人気な「六花亭」です。

僕も大好きなお土産なので、帯広に行くときはぜひお店に行ってみたいと思っていました。

本当は六花亭帯広本店に行きたかったのですが、本店は駐車場がめっちゃ小さいとのこと。

また行列に並ぶのは勘弁なので、西三条店の方にやって来ました。

想像以上にでかい…!

店内も広くて開放的です。

1階にはお馴染みのお菓子やお店ならではなお土産、ケーキなどがずらっと並んでいます。

しかし、マルセイバターサンドなどのお菓子たちは、言ってしまえば新千歳空港でも十分すぎるほど手に入ります。

つまりいつでも買えるということで、ここは2階のカフェの方に行くことにしました…!

良い匂いが漂いまくっています。

メニューをしばらく眺めて、お店でしか食べられないチーズケーキを頼みました。
商品名は「プレミアム25」。

これはたまりません…!
口当たりが優しすぎて食べている間ずっと幸せ。

北海道のチーズケーキ大好きなんですよね〜

メニューの中でも高額な方ですが、それでも500円です。
1階でテイクアウトもできるチーズスフレやショートケーキなどに至っては300円前後。

もはやコンビニスイーツの方が高いです。

味に対してあまりにも安すぎる気がするのですが..

店内はシンプルですがおしゃれで、すごく落ち着ける空間でした。

こういう場所に男一人で入っていくことへの気恥ずかしさは、何年もにわたるひとり旅の経験で消え失せていたようです。

めちゃくちゃ大満喫させてもらいました。

「スイーツ天国の帯広で色々巡るのもありだな」とも思っていましたが、お腹いっぱいすぎるので今回はこれで帯広を撤収です。

女子のみなさん、帯広に来たらスイーツを巡りましょう!

十勝牧場 白樺並木

すでに夕方になっていましたが、1箇所だけビュースポットに行くことにしました。

十勝川を渡って帯広の市街を出ます。

奇跡的な一瞬の青空

目的地は「十勝牧場 白樺並木」です。

晴れていれば青空をバックに白樺の並木が映える景観スポットです。

想像以上に人気なようで、広い駐車場に結構な数の人が出入りしている上に観光バスまでやって来ていました。

せめて太陽が少しでも出ていたら、光と影ができてもう少し綺麗なんだろうなと思います。

しかし絶望的なほどに重たい雲が被っていたので、晴れる日を待つみたいなことはせずに諦めてやって来ました。

この十勝牧場自体はめちゃくちゃ広大なようですね。

白樺並木の隣にはひまわり畑もありました。

今期初ひまわり畑だったのですが、こちらも太陽がなくて下を向いちゃってましたね。

なんとか構図を工夫して満足できる写真は撮れました。

雲が分厚くて動きがあったのがまだよかったかもしれません。

写真を撮る上で1番の大敵は、「うっすら白い空」です。
今回は雲の形がはっきりしていたので、逆に暗い雰囲気が出てるんじゃないかなと思います。

しかしやっぱり青空が大事ですね…!
せっかくの写真旅なのに、晴れて欲しいものです..

車中泊へ

今日の車中泊場所に向かうため、上士幌町まで走ります。

まずは上士幌の真ん中にある「ふれあいプラザ浴場」でお風呂。

300円(しかもドライヤーが無料)で入浴できる上に、休憩エリアも広くて神みたいな施設でした。

しかも湯はしっかりと温泉!素晴らしいですね。

そしてセイコーマートで夕食を調達。

上士幌の街灯がいい雰囲気

今晩の滞在場所は「道の駅かみしほろ」です。

キャンピングカーがずらっと並んでいて、大人気なスポットであることがわかります。

何よりも最高に涼しい…!

今日の夕食です。

お腹いっぱいだったので少なめ

明日は少しだけでも晴れていたら朝から動こうと思います。

車で巡れることをずっと楽しみにしてた道東旅がついにスタートしました。

たぶん曇天と霧で景色はそこまで期待できませんが、非日常感あふれる道東のドライブを大満喫したいと思っています。

またあした〜

(2024年8月15日)

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