昨日は、道東最後の観光として北きつねに癒された後、旭川・美瑛まで一気に移動した1日でした。
そして今日は、念願の美瑛撮影1日目です。
美瑛には何度か来たことがあるのですが、今回は初めてがっつりと風景を追いかけます。
美瑛撮影をどのタイミングで入れようか迷っていましたが、たまたまこの2日間だけ晴れ間が見えるという予報に気づいたため、道東から美瑛まで慌てて飛んできました。
風景撮影の聖地・美瑛を満喫した様子をお届けします。
道の駅びえい
昨晩滞在したのは「道の駅びえい」。
美瑛駅の近くにある、こじんまりとした道の駅です。
以前にこの道を自転車で通ったこともありますが、まさかここが道の駅だとは思いませんでした。
それほど存在感が薄めです。
全国から観光客が集まる美瑛ならばもっと大きな道の駅があってもよさそうですが、何か理由があるのでしょうか。
すぐ横には富良野線が通っているので、夜遅くまで、そして朝早くから列車が通る音が響きます。
落ち着いて車中泊したい人には向かない道の駅かもしれませんね。
そして、朝起きて1番の衝撃は青空が広がっていたこと。
昨晩に見た予報では朝から昼にかけて雨予報だったため、目覚ましをかけずゆっくり寝ていたのですが…！
これなら日の出の風景を狙えたかもしれません。
天気予報には頑張ってもらいたいものです。
しかし、9時前には一気に雲が被り雨が降ってきました。
狭い道の駅の駐車場を占領するわけにはいかないので、開店時間前に別のゆっくりできそうな場所に移動します。
近くに「鉄西公園」という街の公園を見つけました。
駐車場も広くてのんびりできそう。
晴れ予報は昼からだったため、午前中はここでゆっくり過ごすことにしました。
小樽名物「若鶏半身揚げ」
昼ごはんに何を食べようか悩んでいたところ、鉄西公園の目の前にこんな店を見つけました。
「小樽なると屋」です。
北海道のチェーン店ですね。
この店の看板メニューが小樽グルメとして有名で、激推しする人が多いため、いつか食べてみたいと思っていました。
今回の旅では小樽に立ち寄るつもりはないので、ここで食べておくのもありだなと思い入店。
看板メニューとは「若鶏半身揚げ」です。
パリパリの皮と脂が乗った肉がたまりません。
特別な味がするわけではなく、王道にめちゃくちゃ美味しく仕上げてくれている感じです。
これはみんなが好きな味。
そして写真では伝わりづらいですが、とんでもないボリュームなのがまた最高です。
最初出てきたときはびっくりしましたが、からっとした食べ応えのおかげかあっさりと食べ切れました。
もちろん本店は小樽にありますが、道北道央を中心に結構な数の店舗が展開されています。
割といつでも見つけられるので、またぜひ食べたいですね。
美瑛どかんと農業まつり
道の駅びえいに戻ります。
施設自体は小さいですが、お土産はしっかり揃っている道の駅です。
函館から食べていた運転中のおつまみがちょうど無くなったのでこんなものを購入。
ただこれ、美味しくてあっという間になくなってしまいました（笑）
そして、美瑛駅前の方を見るとなにやらイベントをやっている様子が。
道の駅の駐車場が規制されていたのはこれかと合点がいきました。
駅前の方へ行ってみると、予想以上の賑わい方をしています。
なんか知っている美瑛駅の雰囲気ではありません…！
今日は「美瑛どかんと農業まつり」というイベント日だったようで、地元の方たちを中心にたくさんの人たちが美瑛市街中心部に集まっていました。
歌ステージやら戦隊ショーやら屋台やらですごい活気です。
偶然居合わせたお祭りですが、美瑛のいつもと違う一面を見られてよかったです。
おまけ
美瑛にもLUUPが来ていることに驚きました。
僕はママチャリで美瑛の丘を走りまくって熱中症になったことがありますが、これで電動自転車も簡単に借りられますね。
美瑛の丘
午後になり青空も広がってきたので、いよいよ美瑛の風景を撮影しに出発です。
まずは道の駅で手に入れたマップを見ながら作戦を立てます。
美瑛観光はすでに3回目ですが、実はあんまり全容をつかめていません。
いつもは数時間だけの観光ですが、今回はたっぷりと時間があります。
存分に巡り尽くしてやろうと地形を頭に叩き込んで、いざ出発です。
パッチワークの路
まずは定番のパッチワークの路へ。
もはや見慣れたまである道を進んで市街から離れます。
街中から一本道を登るだけで一気に丘景色が広がるこの道は、まさに美瑛観光のスタートにふさわしいでしょう。
美瑛の景色は、どこといえるものでもない場所に、映えるポイントがあることが多いです。
そのため、特定の場所を目指すのではなく、ドライブをしながら良さげな風景がないか探していきます。
交通量が多いところは路駐するわけにもいかないので、駐車場を見つけてそこを拠点に歩きます。
とりあえず丘の上に登ってくれば、どこを見ても景色は抜群です！
以前も訪れたことがあるセブンスターの木は、とんでもない数の観光客が集まっていました。
車が来ても道路の真ん中で写真を撮り続ける外国人団体客に警備員の人たちが絶叫してましたね（笑）
また適当に車を走らせて、違う景色を探します。
やっぱり美瑛は最高です！
こんなに写真を撮り放題な場所ほかにあるでしょうか。
パッチワークの路エリアで行ったことのなかった「北西の丘展望公園」にも寄ってみました。
見晴らしはいいですが、写真を撮る場所ではなさそうです。
売店や駐車場が充実しているほか、綺麗なトイレもあるのでここで車中泊する人もいるそうです。
今日は日暮れの景色が絵になりそうなポイントを探し出したいので、めぼしい場所を求めて次はパノラマロードエリアに向かいます。
もうすぐ夕暮れ…！急げ…！
パノラマロード
パッチワークの路から美瑛市街を挟んで反対側のエリアには、富良野までつながるパノラマロードがあります。
初めて見るエリアなので、大急ぎで良さげな景色を探します。
まず車を停めたのは「新栄の丘展望公園」。
牧草ロールのキャラクターがこの公園のポイントみたいです。
ネット上では、美瑛で夕陽を見るならここ！とたくさん紹介されていました。
たしかに西側が開けていて太陽自体は綺麗に見えそうですが、求めている景色とは少し違います。
駐車場の反対側（東側）も見晴らしはいいですが、写真は撮りにくそうですね。
その後適当に走っていたら、いくつか良さげなポイントを見つけました。
駐車帯がたくさんあるので、気になる景色を見つけたらその都度車を停めながら巡っていきます。
「三愛の丘展望公園」にも寄りました。
ここはいい景色！
西側の雲が晴れてくれたおかげで素晴らしい光が入ってきています。
まだまだ他の場所も見たいと色々調べて探し当てたのは、拓真館横にある「青の丘」。
これはいい場所を見つけた！と丘に登りながら思いました。
他に観光客もおらず、こんなロマンチックな夕陽スポットあるだろうかと思っていたら、カップルが登ってきたので邪魔をしないようにいそいそと退散しました。
ただ、この時点で日は沈んでしまったものの、時刻はまだ18時。
山が高いせいか予想外に日の入りが早く、計画より早めに夕暮れ撮影が終了してしまいました。
クリスマスツリーの木
夕焼けを狙う
日の入りの後に狙う絶景といえば夕焼けです。
夕焼けが映えそうなスポットを思いついたので、なんとか焼けてくれないかなと祈りながら大急ぎで移動しました。
やって来たのは「クリスマスツリーの木」です。
しかし残念、焼けませんでした…！
クリスマスツリーの木は、丘の中にぽつんと一本だけ木が佇んでいる風景が大人気な場所。
真っ赤な空を背景にこの景色を撮れたらいいなと思ったのですが、そう上手くはいきませんね。
ちなみに、クリスマスツリーの木はやっぱり人気スポットなようで、僕の他にも数台の車が路駐していました。
日暮れ後でも人が集まるなら昼間は路駐車で溢れてそうですね。
今晩はもう一度ここに来て、星空の景色も見てみようと思います。
星空を狙う
一旦市街に戻り、まずはお風呂に入ります。
美瑛駅からは少し離れた場所ですが、お祭りの賑わいがまだまだ聞こえてきます。
夜まで続くとは結構な規模のイベントですね。
そしてスーパーで夕食を調達。
今晩は、昼間にも訪れた「新栄の丘展望公園」で車中泊しようと思います。
夕食を食べていたら、なんとお祭りの締めくくりとして花火まで上がっていました。
（写真は撮っていませんが…！）
そして、星空を狙うべく再びクリスマスツリーの木に向かいます。
夜の冷たい空気に凍えながら撮りました。
僕のほかにもう一人写真を撮りに来ている方がいましたね。
最初は雲がだいぶ出ていたのですが、数十分撮っているうちにどんどん晴れてきてくれました。
星空を撮った経験はほぼ無いので、なにが正解かわからないままとにかく撮りまくりました（笑）
一応写ってくれてはいます…！
この日は月がかなり明るい日だったので、空自体もかなり明るく、新月の日と比べると写る星の数も少ないのだろうなと撮影しながら思いました。
本当に綺麗な星空写真を撮るのなら、やっぱり新月の日を狙わなければなりませんね…！
しかし旅の日程とタイミングが合わず、こんな写真しか撮れなかったというのもまた旅写真の醍醐味です。
またいつか美瑛で星空も狙いたいですね。
あと機材もやはりフルサイズカメラが要る…？
新栄の丘公園でも星が綺麗に見えていたので、一応車を撮ってみました。
かろうじてうっすら星が写っている（笑）
写真は微妙でしたが、肉眼では綺麗な星空を見ることができ、気持ちのいい夜になりました。
明日は日の出とともにさらに美瑛の風景を追いたいと思います。
またあした〜
（2024年8月24日）
コメント