【日本一周旅】49日目〜美瑛の風景2日目〜

旅日記

昨日は、美瑛でのんびりと過ごしながら、昼から夜にかけては美瑛の風景をがっつりと撮影した1日でした。

そして今日は、念願の美瑛撮影2日目です。

晴れているとはいえない微妙な天気に悩まされましたが、美瑛中の道路を走ったのではないかというほど風景を追いかけて楽しみました。

日の出とともに出発して美瑛を巡り尽くした1日をお届けします。

新栄の丘展望公園

昨晩の滞在場所は「新栄の丘展望公園」。

美瑛にはトイレ付きの展望公園駐車場がいくつかあり、車中泊できるスポットがたくさんあるのですが、ここもその一つです。

ただ、周囲には街灯などの灯りは一切無いので、夜は完全に漆黒になります。
トイレに行く時は懐中電灯が必須。

他の利用客もいなかったので、着いた時は結構な不気味さがありました。
(カーテンを閉めて車内に入ればいつもと同じですが)

そして、今朝は日の出が作る朝の景色を見たかったのでなんと4時に起床です。

しかし残念ながらどん曇り…!

朝焼けや、朝日が差し込むことでできる幻想的な風景をイメージして楽しみにしていたのですが、こればっかりは仕方ありません。

もはや美瑛に住みたい…!

ただ、早朝から動いてもお腹が空かないように昨日の晩にスーパーでパンを買っておいたなど、朝撮影の準備だけは万端です。

せっかく早起きしたので、少しでも晴れ間が出ることを願って出発することにしました。

美瑛の丘

ルベシベの丘

昨日の午後にパッチワークの路とパノラマロードを走ったので、今朝は観光エリアからは少し離れた「ルベシベの丘」をまわることにしました。

ルベシベの丘は東側に十勝連峰を望む見晴らしのいいエリアで、風景写真家の方たちもよく足を運んでいるとの情報を得たので気になっていたのです。

適当に車を走らせ、気になった景色があれば近くの駐車帯に車を停めて写真を撮っていきます。

日の出から時間が経つとともに、だんだんと雲が晴れてきました。

車を停めては写真を撮り、少し進んではまた停めてを繰り返しながら、Googleマップを片手にいろいろな道を走ってみます。

綺麗なのは間違いないのですが、今ひとつ冴えませんね。

たまに雲の間から光が差す瞬間はあるものの、やっぱり太陽が隠れていることと空が白いことで写真を撮るのがだいぶ難しい…!

僕の撮影技術と編集技術の問題もありますが、それでもやはり天気は大事です。

あと、これはカメラをやっている人にしかわからない話ですが、美瑛のこの広大な景色の前では、70-200mmの焦点距離が標準域であることを痛感します。

僕の機材では、望遠端が85mmのズームと135mmの単焦点はありますが、それ以外に望遠域の選択肢がありません。

そのため、1番使う中望遠域で画角の自由が効かない、135mmでは届かない遠くの景色を切り取れないなど、思うような写真を撮るにはいろいろと不便でした。

今のレンズ構成で困ったことはほぼ無いのですが、北海道の風景に立ち向かうにはやはり望遠域のズームが必須ですね…!

そんなことを思いながら車を走らせていると、たまたま今日最も見晴らしが良い場所に出ました。

昨日からずっと美瑛の丘を見ているのでだんだん感覚が麻痺してきていますが、シンプルに絶景です。

ルベシベの丘は観光客向けのエリアではないので、農作業をしている美瑛本来の姿を楽しめる場所とも感じました。

「朝日が差したら綺麗だろうな」「雲海とか出たら最高だろう」と思うポイントがたくさんあったので、またぜひ気候条件が良い時を狙って来てみたいですね。

というかやっぱりもはや1年くらい美瑛の近くに住みたい…!

ルベシベの丘を離れて適当に走っていると、昨晩に星空を撮りに来たクリスマスツリーの木の昼景色も見られました。

結構走り回ってかなりの枚数写真を撮りましたが、この時点でまだ朝の7時半。

まだまだ巡ります。

赤い屋根の家

適当にドライブしていたら、美馬牛の駅前まで来てしまいました。

美馬牛は、美瑛の超有名観光スポットの「四季彩の丘」の最寄駅です。
最寄といっても徒歩40分くらいかかりますが。

四季彩の丘からの帰り道、突然の豪雨と雷から必死に逃げてこの駅舎に駆け込んだのが懐かしいですね。

美馬牛で線路の東側に移動し、再び車を走らせます。

Googleマップ上では起伏がわからないので、何気なく走っているときに、突如丘の高い場所に出て見晴らしがよくなる瞬間が楽しいです。

そして、今走っているエリアでは、ザ・美瑛な景色を見せてくれる「赤い屋根の家」を探していました。

しかしGoogleマップ上ではその周囲をまわっているのになかなか見つからない…!

いろいろと調べて、ようやく探し当てました。

え、赤くなくない…?

なぜなのかはわかりませんが、ネット上に溢れているような景色は見られませんでした。

あと私有地越しに道路から撮ることになるのでだいぶ見づらいですね。
一応公式に撮影ポイントの看板は立っているのですが。

丘の中に赤い屋根の建物がぽつんと建っている風景は、ほかの場所で自力捜索した方が良さそうです。

この家を見つけるためにぐるぐる走ったことでいろいろな景色を見られたので、結構な時間を費やしましたがよしとしましょう。

マイルドセブンの丘

この時点で時刻は9時前。
まだまだ時間は有り余っているので、市街地を超えてパッチワークの路に入ります。

パッチワークの路は昨日も走りましたが、昨日とは少し違うエリアへ。

「マイルドセブンの丘」です。

ここはかつて写真にあるような木がずらっと並んでいて、CMなどにも使われた美瑛の風景の中でも超有名ポイントだった場所です。

しかし、観光客のマナーが悪すぎて、怒った農家の方がなんと木を伐採してしまうという悲しい事態に。

美瑛の景色は、あくまでも農家の方たちの仕事によって見られる絶景であることを忘れてはいけませんね。

マイルドセブンの丘は上まで道があったので登ってみます。

気持ちのいい見晴らし!
景色の開放感と鮮やかさはやっぱりパッチワークの路エリアが1番ですね。

パッチワークの路を出る前に、昨日は素通りした「ケンとメリーの木」も寄りました。

ここは何回も来ていますが、肉眼で見た時の感動は少ないのに写真に撮るとなんかいい雰囲気になる謎のスポットです。

パッチワークの路も全ての道を走ったのではないかと思うほどぐるぐる巡ったので、また別のエリアに移動しようと思います。

明治の丘

パッチワークの路から市街を挟んで東側のエリアが未開拓だったのでここを攻めます。

適当に車を走らせ、まず登ってきたのは「赤羽の丘」。

ただここは未舗装路が多く居心地が悪かったので別の場所を探します。

そして最後にやって来たのは「明治の丘」。

思いの外開放感のある景色が見られました。

まだ昼前ですが、結構疲れを感じ始めていたのでここで美瑛巡りは終了です。

早朝から約6時間ぶっ続けで運転しながら景色を探していたので疲れが出るのは当たり前ですね。

昨日と今日の2日間で、美瑛市街周辺の丘エリアはほぼ全ての道を通ったのではないかというほど走り回りました。

綺麗な景色をたくさん見られて大満足な反面、写真に関しては今回でようやく下見が完了したような気分。

風景撮影の聖地・美瑛で、いつか超自信作と言えるような写真を撮りたいと強く思うようになりました。

そのためには季節や天気によって変わるいろいろな美瑛の表情を追いかける必要があります。

美瑛にすぐ行ける場所に、人生のうち1年だけでも住みたいですね。

あと撮影ポイントに詳しい人に一度案内してもらいたい。

美瑛に写真を撮りに行きたいという気持ちは死ぬまで無くならないだろうなと思いながら、今回はここまでで美瑛撮影を切り上げることにしました。

おまけ

美瑛に来たら農作業中のトラクターと牧草ロールの風景を撮りたいと思っていたのですが、トラクターも牧草ロールも全く見つかりませんでした。

時期が違ったか…?

美瑛選果

美瑛市街に戻って来ました。

昨日も時間を潰した「鉄西公園」でWebライターの仕事を少し進めます。

そしてコインランドリーへ。

洗濯をしている間にお昼ごはんを食べることにしました。

やって来たのは「美瑛選果」。

ここは以前にも来たことがあるのですが、市街地にあって美瑛の食材を使った軽食やお土産が揃っている便利なお店です。

北海道に来てから何気に食べていなかったじゃがバターを注文。

じゃがいももバターもそれぞれが強すぎます。最高。

以前は開いていなかったパン屋が営業していたので、こちらにも寄ってみました。

美瑛といえば小麦です。

黒豆パン

美瑛産の黒豆が、上だけでなくパンの中までぎっしり入っていて食べ応え抜群です。

他にも気になるパンがいっぱいあったので、ここはまた行きたいですね。

旭川へ

散々楽しんだ美瑛を後にして、旭川市街の方へ戻ります。

「道の駅あさひかわ」で休憩。

北海道ではありがたすぎるゴミ箱

スマホのプラン変更手続きでソフトバンクショップを予約していたので、時間を合わせて向かいます。

無事に使い放題プランに切り替えられて、今月の通信制限も外れました。

そして快活でシャワー。

スーパーで夕食を調達します。

今晩の滞在場所は「道の駅あさひかわ」です。

普通大きな都市の近くには道の駅が無いことが多いですが、旭川は市街の真ん中に立派な道の駅があって非常に便利です。

今日の夕食です。

明日は天気が悪そうなので、旭川で1日のんびりしようと思います。

そして午後には道北に向けて出発する予定です。

またあした〜

(2024年8月25日)

コメント

タイトルとURLをコピーしました