昨日は、積丹半島の先端・神威岬を目指して、札幌から小樽を越えてドライブしてきた1日でした。
閉門時間を確認しておらず昨日は神威岬に行けなかったため、今日は朝から神威岬を観光です。
念願の積丹半島を周り、午後は1ヶ月前に天気のせいで諦めた羊蹄山の写真も撮りに行きました。
明日は北海道を出る予定のため、今日が最後の観光日。
丸一日かけて北海道一周旅の最後にふさわしい絶景を楽しんだ様子をお届けします。
野塚野営場
昨晩の車中泊スポットは「野塚野営場」。
積丹半島の先端・神威岬の近くにある無料のキャンプ場で、日本海が目の前に広がる絶好のロケーションなスポットです。
テントで寝る人たちは砂浜と段差がなく炊事場が近いもう一つの駐車場に集まっていたため、僕が夜を過ごした駐車場は朝になってもかなりのんびり過ごせました。
せっかく滞在が許される雰囲気な駐車場なので、車の横に椅子を出してのんびりとブログを書きながら朝を過ごしました。
道の駅の駐車場ではなかなかここまで開放的に過ごすのは難しいので、久しぶりに気兼ねなくのんびりできた時間です。
この最高の空間を残すべく写真もしっかり撮りました。
昨日の夕焼けといい、まさに車中泊旅の理想といえる景色と空間を味わえました。
最高の車中泊スポット…!
積丹半島
神威岬
車を走らせ、積丹半島の先端に向かいます。
昨日に引き続いて完璧な快晴ですね…!
本当に気持ちがいい。
昨日は目の前で閉められた公園の門も無事に通過して、神威岬の駐車場に着きました。
さすが超有名観光地。
9月の平日ですが結構な人数の観光客です。
駐車場から少し登れば日本海が見えてきます。
すでに凄まじい青さを感じられますね。
そしていよいよ神威岬に入ります。
女人禁制の地なのは、女人を乗せた船が近づくと必ず沈没するという義経が絡む伝説によるそうです。
そして、この門をくぐると積丹半島の本気を感じる絶景が広がります。
まさに見たかった景色…!
信じられないほど透き通って鮮やかな青色の海は「積丹ブルー」と呼ばれます。
あちこちから歓声があがるほど圧倒的な美しさです。
神威岬の先端を目指して歩きます。
片道20分はかかる距離な上に結構なアップダウンがあるため、なかなか体力を持っていかれます。
しかし、景色に飽きて長いと感じることはなく、鮮やかな絶景が疲れを忘れさせてくれます。
神威岬の先端である神威岬灯台に着きました。
先端といっても特に何か施設があるわけではありませんが、展望スペースからは真っ青の海を広く見渡せます。
ちなみに写真編集で色はいじっていません…!
本当に肉眼でもこんな色です。
なかなか他に見ない独特な輝き方をする青色ですよね。
往路で写真を撮りすぎてとんでもなく時間がかかったので、帰り道はあまり立ち止まらずまっすぐ帰ります。
駐車場までの間で少し寄り道をしましたが、ここからの景色もきれい…!
本来は所要時間1時間くらいの観光地なはずですが、あまりの景色に感動しすぎて2時間近く経ってました。
昨日の夕方に閉園間近の観光を予定していましたが、飛び込んでいたら時間が足りなかったかもしれませんね。
これ以上ないくらいの快晴日に、最高の条件で絶景を見られて大満足でした。
積丹半島をドライブ
完全に昼を過ぎましたが、ご飯を目指して積丹半島を走ります。
基本的に海岸線をぶっ飛ばす、気持ちのいいドライブです。
積丹半島の付け根に位置する岩内町にある「道の駅いわない」にやって来ました。
しかし、この道の駅に食事処はなく、周辺のめぼしいお店も、時間が遅いせいか曜日のタイミングが悪かったのか空いていません。
ただ、この岩内町は街中にめちゃくちゃ食事処があるので、良さげなものを選んで向かいます。
そんなに人口が多そうな街には見えませんが、なぜこんなにも外食店があるのでしょうか。
選んだのは「ぼたん食堂」です。
15時前だったのでさすがに他のお客さんはいませんでした。
注文したのは「天ぷらラーメン」。
ご当地グルメなのかはわかりませんが、珍しいメニューに惹かれました。
出汁の効いたそば寄りのスープですが、麺が中華麺です。
素朴な味で美味しい一品でした。
優しい味が空腹に沁みますね。
初めて知った岩内町。
こじんまりした街ですが、いろいろと街並みが充実していてきれいな場所でした。
羊蹄山
倶知安から撮影
積丹半島を離れ、内陸に戻ります。
北海道最後の目的地は羊蹄山。
近づくほどにぐんぐん大きく見えるようになります。
1ヶ月前にも羊蹄山の写真を狙いにこの反対側から近づきましたが、雲が被っていたので諦めました。
今日は見事な快晴でばっちり見えますね。
そして、羊蹄山の麓に栄える倶知安町の市街に入りました。
倶知安は大きな街です。
乗り換えでしか降り立ったことがなかったので街並みは初めて見ましたが、国道5号沿いにチェーン店が並び車通りも多い。
このエリアでは1番大きな街ではないでしょうか。
倶知安の市街を過ぎ、羊蹄山のかっこいい写真を狙うべく京極町に向かう道へ。
適当に車を停めて歩きます。
畑の真ん中を走るこの道道478号線が最もきれいに羊蹄山を見やすいとの情報を仕入れたのですが、その通りですね。
めちゃくちゃ近くで見事に羊蹄山の姿を見られます。
というか近すぎて逆に構図の選択肢が少ないかも…!(笑)
蝦夷富士と呼ばれるかっこいい姿をしっかりと写真におさめられて大満足でした。
昔から羊蹄山は好きなので、この旅中になんとか羊蹄山の写真を撮りたいなと思っていたのですが、最後に寄ってみてよかったです。
この道ではじゃがいもの花と羊蹄山を絡めた写真を撮れるそうですが、時期を外しましたね。
でも緑が気持ちのいい風景でした。
ふきだし公園
京極町を目指し、羊蹄山の反対側へ進みます。
車を「道の駅名水の郷きょうごく」に停めます。
今日最後の目的地は「ふきだし公園」です。
以前に鉄道旅をしていた時、行ってみたいと思いながら時刻表を見て諦めたスポット。
日が暮れるまでまだ時間がありそうだったので寄ってみました。
駐車場から少し歩きます。
ふきだし公園は、名水として名高い羊蹄山の湧水が噴き出す様子を楽しめる公園です。
日暮れ前でしたが、外国人のツアー客で賑わっていました。
結構な水量が噴き出していて渓流みたいな景色。
近くに寄ると冷気も感じます。
全国でも屈指の湧水の一大スポットですね。
水を汲む場所もしっかり用意されています。
しっかり一口飲んできました。
水の味をわかる舌は持ち合わせていませんが、冷たくて最高です。
その後ものんびり公園を歩き、気づいたら日が暮れていました。
写真に興味がなかった頃から行ってみたかったスポットを無事に観光でき、さらにいい写真も撮れて大満足です。
車中泊へ
今朝の出発時は「長万部で温泉入って森あたりまで進んどくか」みたいに思っていたのですが、すでに日が落ちてとてもでないけどそんなところまでは進めません。
このエリアで車中泊できるかをサッと調べ、とりあえずふきだし公園のすぐ近くにあった「京極温泉」に入りました。
このお湯もしっかりと羊蹄山の湧水が使われていました。
そして、倶知安の市街に戻ってスーパーで夕食を調達。
このエリアのご当地スーパーだそうです。
お米は相変わらずすっからかん。
少し走り、今晩の滞在場所は「道の駅ニセコビュープラザ」です。
今晩は北海道最後の夜ということで、気持ちだけ北海道に寄せた夕食にしました。
いつも北海道旅行に来た際は「せっかく北海道に来たなら」と海鮮を必ず食べますが、今回は節約命なので海鮮はほぼ食べませんでした。
その代わりB級グルメをたくさん知れたのでよかったですが…!
フェリーの予約も完了し、明日はいよいよ北海道を出ます。
またあした〜
(2024年9月4日)
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