昨日は、青森の自然風景とグルメを満喫した1日でした。
そして今日は、青森県の日本海側を進みます。
絶景路線で名高い五能線の横を走り、世界自然遺産の白神山地の遊歩道を歩いてみました。
今日で青森観光は終わり。
のんびりと写真を撮りながら景色を楽しんだ様子をお届けします。
道の駅つるた
昨晩滞在したのは「道の駅つるた」。
弘前と五所川原の間にある鶴田町の道の駅で、朝には地元の方がたくさん集まるザ・道の駅な雰囲気でした。
朝は駐車場横のベンチでWebライターの仕事を進めました。
吹き抜ける風が心地よくて最高に過ごしやすい気候です。
作業をしていたら、秋田から来たというおっちゃんが話しかけてくれました。
ご夫婦で車中泊をしながら全国を走り回っているそうで、四国に行ったばかりで徳島ナンバーが気になりすぎたようです。
パソコンをWi-Fi外で使う方法を聞かれ、テザリングについてと写真データの管理方法で盛り上がりました(笑)
あと全国のスポット情報はいっぱい話してくれますね。
その方が「ここの道の駅は大福が美味しい」とおっしゃっていたので、それは食べなければとお店へ。
生菓子としてずらっと並んでいますね。
これは美味しそう。
スチューベンというブドウが名産だそうで、スチューベン大福なるものがあったので買ってみました。
この大福めちゃくちゃ美味しかった…!
京都の和菓子屋でアルバイトをしていたせいで和菓子のハードルは上がってしまったのですが、これは大満足でした。
鶴の舞橋
道の駅から数kmのところにある最初の目的地に向かいます。
どこを走っても街中でりんごが栽培されていますね。
すぐに到着し、少し離れた駐車場に車を停めます。
駐車場から歩く道中で見えました。
「鶴の舞橋」です。
津軽富士見湖の両岸をつなぐ、日本一長い木造の三連太鼓橋。
湖の水が少なくて少し想像と違いましたが、趣ある景色ですね。
この画角は東を向いているので、朝日の幻想的な写真が撮れるスポットです。
しかし、今日の日の出時間は曇りで朝日は期待できなかったので、ゆっくり寝て普通にやって来ました。
朝日の風景も見てみたいですが、青空の景色もなんかかわいい雰囲気でいいですね。
反対側には岩木山も見えます。
橋を渡ってみたいので近くまで行きます。
有料駐車場があるので観光地感満載の場所かと思いきや、ラフな雰囲気の公園だったのが意外でした。
しかし、橋の手前でまさかの看板を発見。
なんと数日前から工事期間に入って通行できないようです。
どおりで観光客が少ないわけだと合点がいきました。
すぐ隣で、息子を連れた若いお父さんも「嘘だ〜」と嘆いていましたね。
仕方がないので、橋を渡って行くはずだった対岸までぐるっと回り込んで歩きます。
このあたりは全て「富士見湖パーク」エリア内のようです。
そして、鶴の舞橋の近くまで来ました。
こちら側は橋の背景に岩木山が綺麗に見えます。
もう少し水が多くて朝の時間であれば、湖面に橋がリフレクションしてかっこいい写真が撮れたことでしょう。
今回のロケーションでは絵になる一枚を撮るのは難しかったので、サクッと撮って撤収です。
立派な木造橋を近くで眺められたのは良かったです。
桜の名所でもあるようで、風景のバリエーションは多そうなスポットだなと思いました。
またいつか絶好の条件で写真を撮ってみたいですね。
鯵ヶ沢ヒラメの漬け丼
昼前になったので、お昼ごはんを目指して走ります。
車窓から見える景色は、あいかわらずりんごの果樹園です。
日本海側に出ました。
鯵ヶ沢町の街沿いは、海岸や海の駅を訪れる人々で結構な賑わいでした。
鮮やかな海を見ながら気持ち良く走り、目的のお店に着きました。
「ドライブイン汐風」です。
今日のお昼ごはんは、鯵ヶ沢の名産であるヒラメを使った「ヒラメの漬け丼」。
鯵ヶ沢町では、たくさんのお店がそれぞれにこだわりあるヒラメの漬け丼を提供しているそうです。
そんな魅力的なご当地グルメ、食べないわけにはいきません。
このお店に来たのは、大通り沿いにあってちょうどいい値段で食べられそうだったからです。
しかしやはり人気店なようで、席には運良く座れましたが、海鮮系は注文から1時間待ちでした。
注文をして、ブログを書きながらのんびり待ちます。
ちなみに席はオーシャンビューで最高のロケーション。
きっちり1時間が経ち、料理が運ばれて来ました。
美味しかったですね〜身が詰まりまくっていて食べ応え抜群でした。
しかも値段からは考えられないほどの量が盛られています。
僕の地元の徳島県でも感じることなのですが、多分海鮮の値段設定を間違えていますね。
凄まじい満足感でした。
千畳敷海岸
日本海を見ながら、次の目的地まで走ります。
やって来たのは「千畳敷海岸」。
寛政の大地震で隆起した岩棚と奇岩が広がる大迫力の岩浜です。
駐車場から道路側を見ると、崖沿いに五能線の駅も見えます。
五能線といえば、全国屈指の絶景車窓が有名なローカル線です。
「リゾートしらかみ」という観光列車が走っています。
特急ではなく快速列車なので、青春18きっぷで乗れるということで大人気の列車ですね。
1日3往復もする上に車両も3種類あるという人気っぷりです。
いつか乗りたい…!
千畳敷海岸は、そのリゾートしらかみが観光停車するスポットでもあります。
「千畳敷駅」にしばらく停車し、乗客が海岸を散策できる時間を作るという運行スケジュールです。
車旅の場合も国道101号線が五能線の横をずっと通っているため、同じように絶景の車窓を楽しめます。
五能線の列車もいつか乗ってみたいですが、せっかく同じルートを車で走るので、リゾートしらかみと同じように千畳敷海岸を散策してみることにしました。
海の方に降りて岩の上を歩いてみます。
波打ち際まで行くと結構な迫力です。
巨岩の間に波が流れ込み、ところどころで派手な水しぶきをあげます。
どれだけ見ていても飽きませんね。
自然の迫力を感じる景色です。
何よりこの快晴度合いが本当に気持ちいい。
広い海岸を、たくさんの人が思い思いに歩いて楽しんでいました。
特徴的な奇岩たちには名前がつけられており、芸術スポット的な雰囲気もあります。
特徴的な面白い景色を、快晴下で散策しながら楽しめて大満足でした。
白神山地・十二湖
青森県の日本海沿いを一気に南下していきます。
快晴というのもあると思いますが、海がめちゃくちゃ綺麗です…!
信号も少なく気持ちがいいドライブ。
小1時間走り、十二湖駅を過ぎました。
国道を南下しながら目の前に見えていた山脈に、ついに入っていきます。
世界自然遺産の白神山地です。
白神山地は広大ですが、今回は1番手軽に行ける十二湖の散策をしようと思います。
山間に入っていくとすでに湖が何個か横に見えます。
散策コースの駐車場に指定されている「森の物産館キョロロ」に着きました。
国道から10分くらいでアクセスできました。
お手軽ですね〜
十二湖を全て巡っていろいろな景色を見たい願望はありますが、今回はもう夕方前で時間がありません。
白神山地観光の中でも最も有名であろう「青池」とその周辺をサクッと歩くことにします。
知床の時も思いましたが、白神山地を本気で観光するなら、白神山地だけのために何日も割いて、ガチ装備でがっつり巡りたいですね。
今回は2kmも歩かないコンパクト散策です。
駐車場から青池までは舗装された道を歩いて数分。
あっという間に着きました。
が、青池が見えてびっくり。
光が届いていない…!
太陽の光が水面に差し込んで神秘的な輝きをする景色を想像していたのですが、どうも来る時間が遅すぎたようです。
日がだいぶ傾いていたせいで、深い木々の中にある池に差し込む光はほぼありません。
この時間でも観光客は次々に来ていましたが、「あれなんか想像と違う…?」となんとも気まずい空気が流れていました。
光が無い深い青色は星空のように見えないこともなく、これはこれで綺麗ではあります。
しかし、やはりキラキラ輝く池が見たかったですね(笑)
もうこれはどうしようもないので、次来るときは真昼間を狙うという学びを得たということで、次に進むことにしました。
青池で折り返す人がほとんどでしたが、せっかくなのでマップ案内されている散策コースをぐるっと歩いてみます。
青池から少し歩き、ブナ自然林に入ります。
夕方前の斜めから入る光に植物たちが照らされ、うっとりする景色が広がっていました。
こんな看板もありました。
緑が広がる木々を見上げながら深呼吸。
自然の中を歩きたくなる理由が詰まった時間です。
なんでもない遊歩道ですが、空気の清々しさが他の場所とはひと味違う気がしました。
世界自然遺産たるパワーの片鱗に触れられたかも…?
この遊歩道と同じような景色自体は他でも見られるのかもしれませんが、広大な山脈が奥に広がっていることをなんとなく感じるのが不思議な感覚。
時間のせいか他の観光客の姿はなく、大自然の中をぽつんと歩いている感覚がとても気持ちいいです。
ただ、日がどんどん傾いてきたせいで葉っぱを照らす光はあっという間に無くなってしまいました。
山岳写真に魅せられ、カメラを担いで登山をしまくっている人たちの気持ちが少しわかった気がします。
自然風景の切り取り方は無限に近いですね。
どれだけ歩いても飽きません。
ブナ林を抜けて少し進むと、「沸壺の池」が見えました。
初めて知った池ですが、こちらも青いですね!
光は届いていませんが、青池よりも色が綺麗に感じました。
日が落ちて暗くなるとさすがに怖いので、長居はせずサクサク歩いて駐車場を目指します。
戻ってきました。
もうほとんどの観光客は帰っていましたね。
広大な白神山地のうち本当にほんの一部分しか見られませんでしたが、ここの自然が特別な理由を少し感じられたように思います。
次はがっつりと巡りに来たいですね。
秋田県に突入
夕暮れの景色
国道に戻り、海岸線を再び南下していきます。
ちょうど青森と秋田の県境あたりで日暮れの時間になり、車窓の景色があまりに綺麗だったので、これは写真を撮らねばもったいないと適当に車を停めました。
オレンジの光を浴びる海岸線がかっこよすぎます。
水平線に沈む太陽を見る時間は何度立ち会っても良いですね。
うっとり眺められます。
どこかもわからない場所ですが、一人でのんびりと日の入りを見届けた最高の時間でした。
色づく水平線を見ながら先へ進みます。
気づいたら秋田県に入っていました。
能代の市街に近づいたとき、右手を見ると夕景に浮かぶ風車…!
良すぎる風景を見て、必死に車を停める場所を探し出して写真を撮りました。
かっこいい風景を見られました。
ドライブ途中の素の景色で、不意に目を引くものが多すぎると困ります。
車中泊へ
能代市街に入ります。
スーパーで夕食を調達。
秋田に多いこのスーパー、久しぶりに利用しました。
能代からさらに南下して大潟村へ。
「ポルダー潟の湯」でお風呂に入ります。
幅広い世代の地元の方たちで大賑わいでした。
そして、今日の滞在場所は「道の駅おおがた」。
今日の夕食です。
青森県の観光は終わり、秋田県に入りました。
天気が良いので怒涛の観光スピードですよね。
明日は男鹿半島を巡ろうと思います。
またあした〜
(2024年9月8日)
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