昨日は、秋田県の男鹿半島を巡った1日でした。
そして今日は、秋田の内陸側へ移動しながら色々な風景を追いかけます。
ここ数日は快晴が続いていましたが、今日は少し雲が多い空模様。
明日からは曇り空が続きそうです。
青空が見えるうちに少しでもスポットを巡っておこうと、日暮れまで観光を楽しんだ様子をお届けします。
道の駅あきた港
昨晩滞在したのは「道の駅あきた港」。
秋田市街から近く、セリオンタワーが目印の大きな道の駅です。
港が目の前にあって海風が快適。
1ヶ月前の竿燈まつりの際に利用したことがあり、その時に道の駅施設は楽しんだので、今朝は車内でゆっくり過ごしました。
前回は快晴で、セリオンタワーからの眺望が良かった印象が強いですね。
国際教養大学
道の駅を出発し、秋田市街を抜けます。
バックドアを半開きにしたまま走ってしまいました。
ガソリンスタンドで慌てて戸締り。
気をつけてはいますが、たま〜にこういうミスがあるので怖い。
同じようなミスでは、後部座席のカーテンを外していないまま出発したことがあります。
市街を抜け、秋田空港方面に進みます。
秋田県立中央公園の駐車場に車を停めました。
やって来たのはなんと大学です。
「国際教養大学」のキャンパスへ突入。
県立大学ですが、カリキュラムにかなり特色があることで人気があり、非常に倍率も高い難関大学です。
僕の学力ではとても入れるような大学ではありませんが、昔から存在は知っていたのでせっかく近くを通るならキャンパス見学してみることにしました。
穏やかな空気がいいですね。
キャンパス内の表記が全て英語ですが。
今日の昼食は学食です。
生協のザ・学食な雰囲気とは違ってちょっとおしゃれ。
食堂内も明るくて心地いいですね。
うちの大学の学食は地下にあるので(笑)
メニューも凝ったものが多くて楽しかったです。
何より安い…!さすが学食。
この先の旅中は大学を巡るか…?
調理場のおばちゃんたち以外は、周囲から聞こえる会話は全て英語です。
知っている学食の雰囲気とは違いすぎてほぼカルチャーショック。
やっぱり他大のキャンパスに潜入するのは楽しいです。
昼時になると授業が終わった学生がたくさん学食に入ってきたので撤収します。
雪深い中に閉じ込められて勉強しているイメージがあったので山奥にあるのかと思っていましたが、秋田市街へのアクセスは良くてキャンパスライフは楽しそう。
勉強が大変で遊ぶ余裕など無いのかもしれませんが(笑)
のんびりキャンパスを散歩しながら、国際教養大に来た1番の目的、図書館に来ました。
国際教養大学の図書館は、日本一美しい図書館と言われています。
図書館なので基本的に写真を撮ってはいけませんが、カウンターで申請をすれば撮影許可をもらえました。
3枚だけ撮っていいとの説明だったので、慎重に構図を選ばなければなりません。
シャッター音を消す設定をしていざ撮影です。
図書館はこんな感じ。
入った時の感動がすごいです。
「ふわ〜」と思わず見渡してしまうので、学外者であることがバレバレですね。
本棚を歩いてみて衝撃でしたが、この空間に見えている本は全て英語でした。
法学部出身の名にかけて法関連の棚を見てみましたが、ちんぷんかんぷんです。
在学生であればこの図書館を24時間使えるそうです。
勉強中の方々の邪魔をしないようにそっと見学と撮影を済ませました。
一度見てみたいと思っていた国際教養大学の図書館。
キャンパスを含めてのんびり見学できて満足でした。
秋田新幹線こまち
次は撮り鉄をしようと思います。
撮影スポットを目指して東へドライブ。
大仙市と角館の間くらいにある水田が広がる場所にやって来ました。
道が広くなっているところに車を路駐させてもらいます。
今回狙う列車は「秋田新幹線こまち」。
東京と秋田をつなぐ秋田新幹線ですが、盛岡から秋田の区間は在来線と同じ線路を走る「ミニ新幹線」であることが特徴です。
つまり、新幹線らしいかっこいい見た目で、このローカル感あふれる田園風景の中を駆け抜ける風景を見られます。
あきたこまちの稲穂が広がる風景を、新幹線こまちが走る様子をぜひ写真に撮ってみたいと思い、この場所に来ました。
しかし、1番綺麗に写せるであろう田んぼに来てみると、まさかの目の前でお米の収穫中。
稲穂がいっぱいに広がる写真を想像していたのですが、手前側が見事に刈られています(笑)
数時間ずれていたら景色が変わっていたかもしれません。
逆にレアなタイミングだろうと思い、刈られている部分も構図に入れることにしました。
構図を決めたら列車が通る時間まで待ちます。
農作業中なのにじっと待っていたらあからさまに迷惑なので、少し離れて散歩をしていました。
撮らせていただく田んぼで作業していたご夫婦にはひと言ご挨拶を入れていますよ…!
そして、撮れた一枚がこちら。
トラクターがちょうど絶妙な位置に来てくれました。
そして新幹線はやっぱりかっこいいですね…!
赤の車体が稲穂と青空の真ん中に映える、気持ちのいい写真が撮れました。
ここでしか見られない、秋田ならではの風景をおさめることができて良かったです。
抱返り渓谷
仙北市に入り、次は自然スポットです。
平野を抜けて山に近づきます。
山道を走ることはなく、あっさりと到着しました。
「抱返り渓谷」です。
小さめですが駐車場とトイレも完備されており、車を停めたら遊歩道に入ります。
渓谷の遊歩道は結構長く続いているようですが、今回は渓谷内で1番大きな滝である「回顧の滝」まで行って折り返そうと思います。
水が綺麗ですね…!
抱返り渓谷は、エメラルドグリーンの水を見られることが特徴だそうです。
橋を渡り、さらに奥の遊歩道へ進みます。
山が深くなって来ました。
ござを数枚敷くことができるほど巨大な「茣蓙の石」。
抱返り大尺明神の生まれ育った岩屋と伝えられる「帝釈の岩屋」。
ところどころに説明書きがあって楽しいです。
遊歩道も非常に綺麗に整備されていて快適に歩けます。
歩いている人も、観光をしに来たというより、ふらっと遊びに来た大学生集団などラフな雰囲気の人が多いことが印象的でした。
抱返り渓谷随一の景勝地に着きました。
かっこいい岩壁とエメラルドグリーンの川が印象的な風景を作っています。
昼時と比べてかなり雲が広がっていましたが、この時は太陽が雲の間から出てきたタイミングでした。
渓谷に差し込む逆光がめちゃくちゃ綺麗。
この場所でしばらく撮っていました。
そしてさらに奥へ進みます。
スマホのライトを使わなければ全く何も見えなくなるほどの真っ暗なトンネルもありました。
そして目的地に到着しました。
ここまで片道30分のはずですが、写真を撮りすぎて1時間かかってしまいました。
これが「回顧(みかえり)の滝」です。
また振り返り見たくなる滝ということでこのような名前になっているそう。
大迫力の大滝というわけではありませんが、見惚れる美しさがあります。
たまたま着いた時は他に誰もいなかったので、一人でのんびりと撮影できました。
四季の風景も美しいそうで、紅葉や雪景色も見てみたいですね。
帰り道はサクサクと歩きます。
帰り道は30分で駐車場に到着しました。
市街地からのアクセスも良く、ちょっと散策して山の空気を吸うにはぴったりの場所だなと思いました。
田沢湖
夕焼けを期待しながら次のスポットに向かいます。
田沢湖の北側にやって来ました。
「御座石神社」です。
御座石神社は田沢湖のほとりにある神社で、湖岸にある鳥居がフォトスポットとして人気な場所です。
田沢湖のビューポイントは色々あるのでどこから見ようか迷いましたが、時間的に一つに絞ろうということで1番惹かれたこの鳥居スポットに来ました。
湖に近づいてみてびっくり。
水が綺麗すぎませんか…!
青が深く、水に沈んだ岩が結構深いところまではっきりと見えます。
田沢湖の水がこんなに透き通っているとは知りませんでした。
お父さんが外国人の一家が来ていたのですが、そのお父さんが水に感動しすぎて飛び込んでましたね(笑)
いいのかどうかは知りませんが、はしゃぎっぷりが面白かったです。
夕空が綺麗な時間に立ち会えたので、ゆったりと景色を楽しみます。
湖の穏やかで静かな空気に包まれ、本当にうっとりする美しさです。
田沢湖いい場所だ…!
日が暮れた後、夕焼けにならないかとベンチで待ってみました。
20分くらい様子を見ましたが、残念ながら焼けはしませんでした。
しかし、心洗われる風景を見られて大満足の時間でした。
車中泊へ
今日のうちに岩手県との県境を越えるのもありだなとも思っていたのですが、今から数十キロ走るのはちょっと疲れそうだなと思ったので、田沢湖周辺で夜を過ごすことにします。
入浴施設とスーパー、車中泊ができるスポットをサクッと調べ、無事に滞在ができそうなので車中泊準備スタート。
仙北市街に戻り、「仙北市民浴場東風の湯(だしのゆ)」でお風呂に入ります。
市民浴場とは思えないほど充実した施設でした。
スーパーで夕食を調達。
秋田県でお世話になるグランマートです。
オリジナルの惣菜が安くて美味しいのでお気に入り。
そして、今日の滞在場所は「春山第1駐車場」です。
田沢湖の近くにある、無料で自由に使える駐車場。
トイレは古めですが、夜間も閉鎖されないこういう駐車場があるのが本当にありがたいですね。
ただ、青森から秋田に南下してきて、ここで久しぶりに夜の蒸し暑さを感じました。
今日の夕食です。
天気が良かったことで、東北旅がスタートしてからここまで休むことなく怒涛の観光をして来ましたが、明日からは曇り予報です。
明日のうちに盛岡まで進み、数日間は立ち止まって滞在しようと思います。
またあした〜
(2024年9月10日)
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