【日本一周旅】64日目〜仙岩峠と新幹線〜

旅日記

昨日は、秋田のいろいろな風景を楽しみながら内陸側へ移動してきた1日でした。

そして今日は、県境を超えて岩手県へ入ります。
県境にある仙岩峠では撮り鉄に挑戦しました。

なかなかの過酷ハイキングをした後、のんびりと移動をした1日をお届けします。

田沢湖・春山第1駐車場

昨晩の滞在場所は「春山第1駐車場」。

田沢湖のほとりにある無料駐車場です。

昨日は日暮れまで田沢湖観光をしていましたが、すぐに駐車できる場所にあった上に静かに過ごせて良いスポットでした。

今日は仙岩峠にアタックする予定ですが、実は朝の段階ではまだ行くかどうか悩みまくっていました。

なぜなら、行きたい場所に関する情報がネット上では少なく不安が大きかったから。

撮り鉄ポイントは観光地というわけではないので、数少ない情報とマップと勘を頼りに行かなければいけない場所が多いのです。

とりあえず田沢湖を離れ、仙岩峠に近づいてみます。

仙岩情報ステーションという無人施設があったので寄ってみました。

運転手たちが休憩に立ち寄る場所みたいですね。

なにか情報はないかと中に入ってみましたが、道路情報やポスター、仙岩峠の模型説明等があるだけで欲しい情報はありませんでした。

この辺りには道の駅がないのですが、その代わりのように、県境付近の情報施設として機能しているようですね。

仙岩峠

最後まで悩みましたが、仙岩峠の写真スポットは、インスタで見つけた時に「秋田に行ったらこんな写真撮れるんだ…!」と結構楽しみにしていた場所です。

Googleマップを頼りに、思い切ってアタックしてみることにしました。

仙岩情報ステーションのすぐ脇から国道を外れて狭い道に入っていきます。

偶然にも前に大きなトラックがいてくれたため、あれが通れるなら問題ないだろうと安心して進めました。

川沿いに工事をしているところがあり、そこから少し進むとJR東日本の車などが止まっている広場に出ました。

まだもう少し車で進めそうではありましたが、この先で駐車できるとも限らないのでスペースがある場所に車を停めました。

見た感じ私有地ではないはず…!

ここからは歩いて進みます。

車で進めそうなギリギリのポイントに車が一台停まっていましたね。
後からわかりましたが、釣りをしに来られた方だったようです。

そして、いよいよ川沿いに道なき道を進みます。

今回行きたいポイントは、数年前までは普通に車でアクセスできたようです。

しかし、豪雨による土砂崩れで道が完全に閉ざされ、現在は崩れた道をハイキングするしか方法がなくなっています。

草が生い茂って道路があったとは思えない景色になっていますが、車1台分くらいの平なスペースが残っているのがわかりました。

この道は旧角館街道にあたる道ですね。
江戸時代から続く秋田と岩手をつなぐ歴史ある道ですが、みる影もなく崩落しちゃっています..

そして、土砂崩れポイントはなかなかの障壁。

まじか…!と進むのを躊躇するほどスリリングな道ですが、超慎重に歩いていきます。
滑ったら終わりですね。

岩をよじ登ったり植物を命綱として掴んだりするので、写真を撮っている余裕はありません。

危険ポイントではカメラもバッグにしまっていました。

川に濡れないぎりぎりを歩いたり身長ほどある草むらをかき分けたり、なぜ撮り鉄スポットに行こうとしたらこういう目に遭うのでしょうか(笑)

一応崩落を防ぐ処置がされている部分もありました。

泥道を進み、大岩を越えて行きます。

新幹線の鉄橋が見えてきました…!

具体的な場所もよくわかっていなかったのですが、調べられた情報は「仙岩峠の第四橋梁であること」「橋の数字は秋田側から数えること」です。

マップ上で線路と川が交差するところを数えながら、多分ここだろうと思う場所を目指して進みます。

ゴールがわからないまま歩くのは想像以上に遠く感じる…!

そしてついにそれっぽい場所に着きました。
というか橋の下を通れるのはここしかない。

車を停めてからここまで45分かかりました。

ネット上で道中の紹介をしてくれているブログなどがあれば最初から覚悟して挑めるのですが、どんな道をどれくらい歩くのかわからないままアタックしたので相当疲れました。

ここは、秋田新幹線こまちが山間を駆け抜ける写真が撮れるスポット。

仙岩峠は紅葉のとこまちを絡めた写真が有名ですが、緑でもかっこよさそうです。

画角を決めながら新幹線の時間まで待ちます。
そんなに本数が多いわけではないので、上下線1本ずつ撮るのが精一杯でしょう。

ローカル線は失敗ができないので緊張します…!

そして、ついに山中に走行音を響かせながらこまちが走って来ました。

思っていたかっこいい写真にはならなかったかも(笑)

でも手が届きそうなほど近い場所を新幹線が走っていく光景は圧巻です!

よく見ると橋から車体がはみ出していますね。

ミニ新幹線ならでは、秋田ならではの景色です…!

写真うんぬん以前に、鉄道好きにはシンプルに大興奮な場所でした。

そして、数分後にやって来る下り列車を待ちます。

画角を変えて、今度は広い風景を狙います。

なんと曇っちゃった…!(笑)

新幹線が通る直前に太陽が雲に隠れ、光がなくなってしまいました。

残念ですが、今日は午後から曇り予報で次の列車を待っても晴れる見込みは薄そうなのでこれで撤収です。

仙岩峠はかなりバリエーション多く撮影できる場所で、紅葉シーズンに1日中張り込んで撮り続けるのも楽しそう。

道中が過酷すぎるので、満足できる1枚が撮れたらもう来ることはないだろうと思っていましたが、もっとかっこいい写真を撮りたいのでまた行きたいですね。

帰りは距離感がわかっているので足取り軽くサクサク歩きました。

草むらをかき分けるせいで花粉が付きまくって服がドロドロです。

30分弱で無事に戻って来ました。

若さと気合いで行きましたが、この撮影スポットに普通に通う撮り鉄のおっちゃんたちはすごいですね。

岩手県へ

現在の角館街道である国道に戻り、いよいよ県境を超えます。

車って素晴らしいですね…!

途中にある「仙岩峠の茶屋」。
ここの座敷席も新幹線の撮り鉄スポットとして知られています。

想像以上に交通量が多かったですが、順調に岩手県へ向かいます。

異様にたくさんの工事をしていて、これが詰まる原因になっていました。

そして県境を越え、「道の駅雫石あねっこ」で休憩します。
結構大きな道の駅…!

雫石町って地名がなんか良いですよね〜

そして、今日の昼ごはんを目指して盛岡市へと向かいます。

盛岡冷麺

盛岡に向かって進みます。
秋田と岩手をつなぐ国道はかなり走りやすい道でした。

今日のお昼は盛岡冷麺です!

やって来たのは「焼肉冷麺ヤマト」。

盛岡冷麺といえば必ず名前が上がる有名店です。

店内は赤い照明で、目がチカチカしました。

そして、楽しみにしていた盛岡冷麺です!

盛岡三大麺のひとつで、盛岡に来たらこれは欠かせません。
僕は食べるのは2回目です。

冷たいスープの味、果物が入った具材、麺の食感と全てが独特。
クセになる美味しさでたまりません。

「ヤマト」は冷麺がめちゃくちゃ安くなる期間があり県民はそこを目掛けて食べに行くそうですが、今回は残念ながら期間外でした。

でも盛岡一発目として大満足の昼食でした…!

イオンで作業

昼からは仕事があるので今日は盛岡でストップです。

近くに大きなイオンがあったので、フードコートに籠ることにしました。

フードコートも盛岡ラインナップ
いもドのシーズン

そしてあっという間に日暮れ。

快活でシャワーを浴びます。

ツルハドラッグで給水。

そしてスーパーで夕食を調達です。
東北に展開するスーパー。

今日の滞在場所は、「高松公園」の駐車場です。

盛岡市街にある広くて綺麗な公園で、トイレも綺麗な最高のスポット。

ちなみにこの日、夜日付が変わるころにまさかのお巡りさんに職質を受けました(笑)

県外ナンバーで車内の灯りがうっすら漏れていたため、巡回中に目に止まってしまったようです。
最初は近隣住民の方から通報されたかと思いかなり焦りました。

車内をくまなくチェックされましたね。

でもめちゃくちゃいいお兄さんで、どうぞゆっくりしていってください!と言ってくれました。

ここは定番の車中泊スポットでもあるほど夜間の利用者も多いので、きっちり見回りがあるようです。

逆をいえば治安が良いということですが、迷惑にだけはならないよう気をつけたいものです。

今日の夕食です。

今日から数日間は天気が悪いので盛岡に滞在しようと思います。

盛岡は食べたいグルメもたくさんあるのでちょうどいい…!

またあした〜

(2024年9月11日)

おまけ

観光と仕事を両立するのがあまりに忙しく、気づいたらブログがかなりの期間止まっていました。

なんとこれを書いているのは11月18日(笑)
現在地は山口県の下関です。

あまりにも日数が経ちすぎるとご飯の味とか細かい記憶を記せなくなるのでできるだけブログはこまめに書きたいのですが、この調子だと旅が終わるまでリアルタイムに追いつくことはないでしょう…!

でもこのブログは将来見返せるように記録している日記なので、必ず最後まで続けます!

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