昨日は稚内でWebライターの仕事を進めながらのんびり過ごした1日でした。
そして今日は、いよいよ日本本土最北端の地・宗谷岬に行きます。
宗谷岬自体は以前にも行ったことがあるのですが、その周辺の宗谷丘陵の景色を非常に楽しみにしていたため、晴れ予報が出ている今日を狙って動くことにしました。
最北の風景を存分に楽しんだ様子をお届けします。
道の駅わっかない
昨晩滞在したのは「道の駅わっかない」。
JR稚内駅と共用の道の駅で、最北の道の駅であるとともに最北の鉄道駅でもある場所です。
全国から集まる旅人たちのオアシスのような、綺麗で快適な施設を備えています。
昨日は丸一日ここでのんびりと滞在しました。
気兼ねなく過ごせる場所で本当に快適…!
鉄道旅をしていた時にも稚内駅には来たことあるのですが、その時はまさか車でここまでやって来て駅で滞在することになるとは思いもしませんでしたね。
そんな稚内駅を昼前には出発し、宗谷岬に向かいます。
宗谷岬
市街を出発
宗谷岬は稚内の市街から結構離れているため、必要な用事は先に済ませておきたいところ。
まずは、日本一周旅に出発してから約5000kmを走り、交換時期が来ていた車のオイルを変えるためにガソリンスタンドに寄りました。
爽やかなお兄さんが爆速で終わらせてくれました。
運転席と助手席を倒すために後ろの荷物たちを寄せなければいけないことを初めて知って大騒動でしたが(笑)
後ろには部屋が構築されているのでバラすのは大変なのです。
無事にオイル交換ランプも消えました。
そしてびっくりするほど走りが滑らかになりました。
オイル交換って大事なんですね。
途中にツルハドラッグで給水。
いよいよ市街を抜けて最北端の地に向かいます。
以前に宗谷岬に行ったときは路線バスを使ったのですが、車窓がめちゃくちゃ綺麗だったのを覚えていたので道中の景色も楽しみにしていました。
横にはオホーツク海、正面には宗谷丘陵を望みながら広くまっすぐな道を快調に進みます。
気持ち良すぎるドライブ…!
前回来た時は3月で雪景色だったので、夏の鮮やかな景色も見られて最高の気分でした。
宗谷岬に到着
宗谷丘陵の近くまで来ると、宗谷岬までもうすぐです。
到着しました。
やっぱり賑わっています…!
冬のシーズンでも宗谷岬にはたくさんの人が集まっていたので、夏に人が溢れるのは当然ですね。
車、バイク、自転車、観光バス、スケボーなど思い思いの方法でここを目指してきた人たちでいっぱいです。
エゾシカさんまで来ていました。
そして、これが有名な宗谷岬のオブジェです。
快晴とはいかなかったのが惜しい…!
記念写真を撮ってくれた方はまさかの沖縄から来ていました。
格別な絶景があるわけではありませんが、ロマン溢れる観光スポットです。
ほたて塩ラーメン
宗谷岬の駐車場周辺は、お土産屋や飲食店が並んでいます。
前回冬のシーズンに来た時はほとんど閉まっていたのですが、夏はたくさんのお店が営業していて賑わいがあります。
「最北端食堂」との名前のとおり、最北端の飲食店でお昼ごはんを食べることにしました。
注文したのはほたて塩ラーメンです。
素朴ですが、塩のスープがめちゃくちゃ美味しいです。
「宗谷の塩」商品が展開されている稚内では、ラーメンは塩が有名です。
稚内の観光HPでは、「ラーメンは北に行くほど美味くなる」と強気の宣伝をしています。
ずっと気になっていた稚内のラーメンを食べられて大満足でした。
また市街のラーメン屋にも行ってみたい!
昼食後はお土産屋をぶらり。
そして、最も大事なミッションである「日本本土四極到達証明書」をゲットしに行きます。
お土産屋では有料ですが、この施設なら無料で交付してもらえます。
北の宗谷岬、東の納沙布岬、西の神崎鼻、南の佐多岬でそれぞれ到達証明書を集めると、裏面を合わせてパズルのように一つの証明書が出来上がるというロマン溢れる記念品です。
日本一周をすると言うのなら、これを集めない手はありません。
前回宗谷岬に来た時はこの証明書の存在を知らずもらい損ねたので、今回は取りこぼしがないようにしっかりゲットしました。
次は九州になるので、到達証明書集めの続きはしばらく先ですね。
宗谷丘陵
宗谷岬を後にし、この辺り一帯に広がる宗谷丘陵の景色を見に行きます。
前回来た時はバス移動でさすがに観光できなかったので、今回の旅で宗谷丘陵の景色を見ることをとても楽しみにしていました。
宗谷岬から坂を登ると一気に丘の景色が広がります。
車を走らせながら、気になる景色があれば近くの駐車帯に停めて写真を撮っていきます。
美瑛の丘とはまた違った、どこか荒涼とした雰囲気があります。
牛と風車が絶景感を強めてくれていますね。
そして、有名な「白い道」を目指します。
着きました。
この白さは貝殻によるものだそう。
少しずつ青空も広がってきて、本当に気持ちがいい景色です!
まさに絶景ドライブコース。
白い道が終わると行きに通った沿岸の道路に出るのですが、まだまだ時間はあるので再び宗谷丘陵に入ります。
宗谷丘陵のど真ん中にある絶好のパーキングに車を停めて歩きます。
見晴らし最高な場所を見つけました。
時間とともに少しずつ雲の形が変わってくるので、全く飽きることなくシャッターを切っていたらとんでもない枚数の写真を撮ってしまっていました。
車に戻っている時にふと視線を感じたと思ったら、エゾシカの群れがじっとこちらを見ていました。
慌ててレンズ交換してシャッターを切ったのですが、逃げられた…!
ちょうどどこからか仲間の鳴き声が聞こえて向こうを向いてしまったタイミングでした。
撮れていたらめっちゃいい写真になっていたかも…!
鹿と違って牛さんたちはのんびり移動で助かります。
先ほどは雲が被っていたポイントが晴れてきたので、もう一度青空の写真を撮りに行きました。
放牧されている牛たちですが、しっかり群れで動いているのが面白かったです。
周りが移動し始めたら空気を読んで集団行動するんですよね。
遅れている子を気遣っている姿も見られました。
そして、空は見事に晴れました。
先ほどと同じ場所とは思えない気持ちよさ。
夕暮れの光が入ってると綺麗だろうなとも思いましたが、夕日は別の場所で見たいので切り上げて市街に戻ります。
まさに思い描いていたとおりの最果ての絶景を見られて大満足でした。
ノシャップ岬
稚内市街に戻り、道の駅で少し休憩。
そして、宗谷岬とは反対側にある岬にやって来ました。
ここは稚内市街からすぐ近く。
「ノシャップ岬」です。
日本最北の水族館がある場所で、夕日の名所としても人気なスポットです。
ここを訪れた色んな人が、宗谷岬だけでなくぜひこっちも行って欲しいと言っていたので、一度行ってみたいと思っていました。
水族館はもう閉まっていましたが、たしかに何かすごく良い雰囲気が流れている場所です。
夕日を見にたくさんの人が訪れていました。
到着して感動したのが、利尻島の利尻富士が見えていることです。
かっこいい…!
天気が良ければ水平線にふと現れる利尻富士。
僕は前回に宗谷本線で稚内に来た際も、列車から見ることができていたので、利尻富士が見える運は良い方だと思っています。
今回の旅では利尻・礼文の方に行くのは予算の都合上諦めますが、いつか絶対に行きたい場所です。
だんだんと日が落ちてきて、空の色も変わってきました。
ちょうど日も落ちた頃、地元のおっちゃんに話しかけてもらい、車旅の話題でかなりの時間盛り上がりました。
軽自動車で全国いろいろなところを走りまくっているそうです。
元気な人はいっぱいいますね〜
そして気づいたら完全に日暮れとなり、吹きさらしの岬は極寒に。
さすがに道外の人間にはこれは寒いですということでおっちゃんとは別れて帰ることにしました。
天気もばっちりで、これ以上ない夕暮れの時間を過ごせました。
車中泊へ
おっちゃんと話し込んだことでスーパーは閉まっている時間になってしまったので、帰り道のセイコーマートで夕食を調達します。
稚内の市街は日が落ちると普通にエゾシカが出てくるため、運転には要注意です。
そして、2日前にも行った最北の銭湯「みどり湯」でお風呂。
今晩の滞在場所は、3泊目となる「道の駅わっかない」です。
相変わらず全国から集まった多くの車たちが停まっていますね。
今日の夕食です。
宗谷岬で買っていたおやつも食べます。
北海道の羊羹は本当に美味しい。
明日はいよいよ稚内を離れ、道央を目指して南下を開始します。
またあした〜
(2024年8月29日)
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